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2018/08/09

ニュージーランド準備銀行は利上げ時期予想を先送り

  • ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は市場予想通り、政策金利を1.75%で据え置き。金利据え置きは12会合連続。
  • オア総裁は19年から20年にかけて政策金利を据え置くとの見通しを示し、利上げ時期の予想を従来よりも先送り。
  • RBNZは20年にかけて緩やかな物価上昇を見込む。経済成長率は18年は弱含むも、19-20年には回復を予想。
  • RBNZは足元の経済成長の鈍化が長引くリスクに言及。景気動向への配慮が政策の中立姿勢に繋がっている可能性。

RBNZは2020年まで金利据え置きの見通し示す

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は8月9日、大方の市場予想通り、政策金利を1.75%で据え置く決定を下しました(図1)。政策金利据え置きは12会合連続となります。

エイドリアン・オア総裁は声明文において、2019年から2020年にかけて政策金利を現行水準で据え置くとの見通しを示し、5月の「金融政策報告」の公表時点と比べて利上げ時期の予想を先送りしました。今後の政策金利の方向性に関して、オア総裁は利上げも利下げもありうると述べ、中立的な金融政策の姿勢を示唆しています。

景気動向への配慮が中立的な政策姿勢の背景

また、今回の政策決定と同時に公表されたRBNZの「金融政策報告」では、ニュージーランドのインフレ率は2020年にかけて物価目標レンジの中心である2%に向けて緩やかな上昇が見込まれています(図1)。

一方、実質GDP成長率に関しては、2018年は潜在成長率を下回る伸びが予想されており、2019年から2020年にかけて経済成長の回復が見込まれています(図2)。

オア総裁の声明文では、企業信頼感の低さが雇用や投資決定に影響する可能性から、足元での経済成長の鈍化が長引くリスクについて言及がなされています。RBNZが金融政策の中立姿勢を維持している背景には、「物価安定」と並ぶ政策目標である「持続的な雇用の最大化」のため、景気動向への配慮が影響している可能性があります。

NZドル相場は利上げ見通しの先送りを受け軟調

8月9日のNZドル相場は、RBNZによる利上げ見通しの先送りを受けて、対米ドルで軟調な地合いにあります。

今後はRBNZの金融政策の方向性を左右するニュージーランドの景気やインフレの回復が進むかに市場の注目が集まりそうです。

●当資料は、説明資料としてレッグ・メイソン・アセット・マネジメント株式会社(以下「当社」)が作成した資料です。
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